空地空家対策?

所有者不明地、抜本改革へ 経済損失6兆円 菅氏主導、登記見直し(産経新聞)http://www.sankei.com/politics/news/171222/plt1712220011-n1.html

まあ、いろいろと会議もやっているようですけどね。
ex.登記制度・土地所有権の在り方等に関する研究会
http://www.kinzai.or.jp/specialty/registration.html

少しだけ、空家空地問題に少し関わって感じることは、たとえば、時間経過とともに、相続分が点々相続されてしまい、やっと裁判で相続分の譲渡やらを経て、競売分割の判決を得ても、いざ競売にかけようとすると、競売係からは、「相続登記」してくれと言われてしまい、どうにもならないこともあるようです。もし相続登記をするとなると、最終の名義人予定者たちは直接の相続人ではないから、相続分の譲渡は売買とか贈与になってしまい、たいへんな税金がかかるのではありませんか?だから、相続登記をとっぱらって処分できるか(あるいは、「年月日判決」で登記名義を変えるように)しないと、問題は解決しないと感じます。
IT戦略本部の規制改革当時の議論では、「登記は申請主義だから、名変は住民異動届とともに自動ではできない」という議論をしていた法務省の方々が、今回どう対応するかにかかってきますね。(もしかすると、登記は対抗要件でいいとか言っているから、申請主義に偏ってくるのかもしれませんよ?関係ないか?)